
先日、新発売のニキビ治療薬べピオウオッシュゲルを記念して、マルホ株式会社のWEBセミナーに参加してきました。
特別講演 演者 木村有太子先生のざ瘡治療のトータルコーディネートの講演とパネルディスカッション 過酸化ベンゾイル製剤の指導方法という内容でした。
にきびの治療薬に含まれる過酸化ベンゾイルは、抗菌作用と角質剥離作用を持ちます。
角質剥離作用で塗り初めに刺激感を感じてしまうことがあり、塗るのをやめてしまったり、塗ったり塗らなかったりしてニキビがなかなかよくならないといらっしゃる患者さんがいます。
そのような、患者さんに対してどのような指導をおこなっているかを院長座長のもと当院看護師が以下のようなパネルディスカッションをしてきました。
当院ではニキビ治療が継続できるように、患者さんに4種類の指導箋をお渡ししています。
診察終了後にニキビの薬の塗り方や注意点など細かく説明します。
ニキビの治療薬にはピーリング作用があり乾燥したり、赤みがでる場合があり、それは効果の裏返しで心配はいらないこと、乾燥や赤みが気になるときには一緒に処方する保湿剤を併用したり、ヒリヒリ感などで辛く感じた時は15分から30分して洗い流し、肌が慣れてきたら徐々に間隔を伸ばしていくことを説明しています。
治療を開始した患者さんは定期的に受診して頂き、患者さんにあった薬の選択や塗り方など再度説明したり、困ったことや不明点などないか確認しています。
また、体のニキビで悩まれていらっしゃる患者さんも多く、日常生活の注意点など指導箋をお渡しして説明しています。
木村先生のお話と舟串直子先生も加わったパネルディスカッションでの新たな学びもありとても有意義な講演でした。
これからの診療に活かしていきたいと思います。
今回のセミナーの新発売記念であるべピオウオッシュゲルですが、今までのニキビ治療薬にはない、洗い流せるニキビ治療薬になります。
1日に1回洗顔後に薬を塗り、5分から10分後に洗い流します。
その後に保湿剤を塗ったり、いつも通りのスキンケアを行ってください。
洗い流すことによって、刺激を軽減し 塗った後のべたべた感はなく、べピオゲルによる脱色作用も洗い流すことで気になりません。
顔全体に塗ることによって目に見えるニキビだけではなく、目に見えない毛穴のつまりなどを改善します。
ニキビの治療は数カは月かかり、塗り続けることでお肌がきれいになっていきます。
ぜひ、ニキビで悩んでいらっしゃる方がいましたら受診してみて下さい。
↑はセミナーの後に懇親会に行ったお店での写真です。
川越にあるotto e Co. というイタリアンのお店です。おいしい料理と楽しい時間でした。