
梅雨の時期に入りジメジメと、汗をかく時期になりましたね。
今回は汗のニオイへ当院おすすめのデオドラント剤のご紹介です。
当院では主に医療機関で扱っている制汗剤の「Dシリーズ」を販売しています。
Dシリーズは皮膚科専門医が監修し開発された商品です。手・足・わきに塗ることで毛穴を引き締め汗を抑えながら、抗菌作用によりニオイの原因菌をおさえることでニオイも防いでくれます。
当院では3タイプの商品を取り扱っています。
クリーム状にでてくるDチューブ40g(¥2,200 税込)、
スティック形状で繰り出し式で使えるDバー15g(¥1,980 税込)、
サラサラとべたつき感を気にすることなく使えるDパウダー30g(¥2,200 税込)、
の3商品を販売しています。
朝に使用してもらうと夜まで効果が持続します。塗り直しも不要です!
是非気になった方は診察時お声かけていただくか、受付でも購入できます。
また、当院では多汗症の治療も積極的に行っています。
~保険診療~
まず、診察が必要です。必要に応じてお薬を処方します。
・<ラピフォートワイプ> 適応部位:わき
さらっとして個包装になっており衛生的なシート剤。
1か月分28枚 約2,200円(3割負担)
・<エクロックゲル> 適応部位:わき
スティックタイプで手に触れない塗り薬。
1か月分40g 約2,900円(3割負担)
<アポハイドローション> 適応部位:手
手の平に使用するローションタイプの塗り薬。手に対して初の保険適応の塗り薬です。
1か月4本 約2,840円(3割負担)
<イオントフォレーシス> 適応部位:手・足
水をいれた専用の容器に手の平や足の裏を浸し、微弱な電流を流す機器による治療法です。
1回 約600円(3割負担)。完全予約制の治療になります。
週1回程度、定期的な通院が必要です。
<プロバンサイン内服> 適応:全身
発汗をを抑えるための飲み薬になります。全身どこの部位の多汗症にも使われます。
1か月(30日) 約330円(3割負担)
<わきボトックス注射> 適応部位:わき
なかなか治らないわき汗で悩んでいた方にとって効果的な注射の治療法です。外用や内服治療で無効の場合に行います。
両脇1回 約25,000円(3割負担)
~自費診療~
<塩化アルミニウム溶液> 適応部位:手・足・わき・顔・頭
自費になる塗り薬です。手・足・わき・頭・顔に使用できる液体の薬です。皮膚がかさついたり、痒みがでることがあるので注意が必要です。
1本60ml 20%:660円(税込) 30%:1,100円(税込)
多汗症は皮膚科で治療することができます!汗で長年悩まれている方はぜひ一度当院へ受診をしてみて下さい。
○6月の勉強会
<6月4日 ベピオウォッシュゲル5%>
ベピオウォッシュゲル5%は尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療剤になります。
2025年6月16日に発売したばかりの新しい塗り薬になります。
ニキビのお薬で肌が荒れやすい方におすすめです。
ベピオローションやベピオゲルと違い濃度が2倍の5%と高いため、朝まで塗りっぱなしではなく、洗顔後にベピオウォッシュを塗り、5~10分で必ず洗い流して使う塗り薬になります。
<6月10日 ドボベットフォーム>
ドボベットは尋常性乾癬の塗り薬です。
ステロイド剤とビタミンD3が配合された薬になります。
軟膏・ゲル・フォーム剤の3種類ありますが、軟膏タイプよりフォーム剤の方が皮膚に浸透しやすく、治療しやすいとのことでした。
今年の4月から薬価が下がり、フォーム剤60gは3割負担で約2,770円程になしました。
<6月25日 アポハイドローション >
アポハイドローションは原発性手掌多汗症(手汗)の塗り薬です。
1日1回就寝前に使用する塗り薬です。
2025年7月15日に1本で約4本分の量(約1か月分)が入った新しい容器のものが発売されます。