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乾癬

ホーム > 診療メニュー > 乾癬

乾癬とは

私達の体は数十兆個におよぶ細胞からできています。その中でサイトカインという物質が細胞から細胞へ情報を伝達する為に絶えず働き細胞の増殖、分化に関わっています。これらは過剰に増える事で炎症などが起きる事が知られています。最近、この情報を伝える物質であるサイトカインが乾癬の症状と関係している事が明らかになってきました。

 

皮膚表面は傷つくと治す為に反応が起こります。その際には、皮膚表面の細胞の増殖速度が速くなったり、角層という表面の層が厚くなることが起こっています。乾癬の方の皮膚にはこの傷跡に起こるような皮膚の炎症が傷ついてもいない正常な皮膚に広い範囲にわたって起こしてしまっている状態ともいえるのです。さらに乾癬の方の皮膚には本来は細菌やウィルスに対して反応するT細胞という免疫が悪さをします。乾癬はサイトカインの異常と、免疫の細胞特にT細胞の異常が中心に起こる病気です。

 

症状としては、赤くなった場所が通常に比べて10倍以上の速度で皮膚が生まれ変わるため、硬く厚くなってきます。全身の皮膚どこにでも症状が出ますが、皮膚が擦れやすい肘や肘頭、膝頭、おしり、むこうずねの部分に特に出やすくなります。頭の髪の毛が生える時に皮膚表面との刺激が起きる為、頭も症状が出やすい場所です。

原因ははっきりとは分かっていませんが、体質的要素(遺伝的要因)に外的因子(気候、ストレス、ウィルス感染、喫煙、飲酒、食生活など)と内的因子(糖尿病、脂質異常症、肥満など)が加わって発病すると考えられます。

乾癬の種類

乾癬の種類は大きく分けて以下の5種類があります

  • 尋常性乾癬

    患者さんのほとんど(約90%)の方を占めます。

    頭、肘、膝など、こすれやすい部分や刺激を受けやすい部分によくみられ、 全身に広がることもあります。

  • 滴状乾癬

    親指の先程度の大きさのポツポツが全身に広がります。鼻、のど、歯など体のどこかにばい菌の巣が存在し、それが悪化する時に起こることがあります。特に、扁桃腺炎がきっかけとなることが多いと言われています。

  • 乾癬性紅皮症

    尋常性乾癬が全身に広がり、皮膚全体が赤みを帯びた状態になります。

    最初から赤みを帯びた状態で発病する患者さんは極めてまれで、未治療や不適切な治療、薬剤や感染症の影響により尋常性乾癬から乾癬性紅症へ移行してしまう患者さんが多いようです。

  • 膿疱性乾癬

    発熱、倦怠感を伴い、急激に全身の皮膚が赤みを帯び、うみを持った状態が多発します。

    放置すると、全身衰弱などにより重篤な状態になることがあります。

  • 関節症乾癬

    皮膚の症状に加えて、関節リウマチのように関節が腫れたり、痛んだりします。

    乾癬が出てから数年後に関節の腫れ、痛みが出てくる場合が多いと言われています。

町野皮ふ科のこだわり

  • 1
    その人、その場所、その症状にあったぬり薬を考えて処方します。
  • 2
    光線治療(ナローバンドUVB)が可能です。乾癬には非常に効果的です。
  • 3
    患者さんのご希望をうかがい、内服治療の提案や生物学的製剤を行うために大学病院への紹介が可能です。

診察、検査について

問診とともに患部を見て、触って皮膚がどのような状態にあるか調べます。
また、初期の乾癬は区別しにくい病気があります。そのような時は、皮膚生検といい、部分的に麻酔をして豆粒の大きさの皮膚を取り顕微鏡で調べます。カビの症状でも乾癬の様に見える事があるため症状のある場所をこすって顕微鏡で調べる事もあります。

治療について

乾癬の発症には、サイトカイン、T細胞の異常が関わっています。そのために肌表面の細胞が異常に増殖して炎症を起こしている状態になります。
現在の治療はこのサイトカインや免疫の異常、肌の細胞の増殖の異常に働きかけ治療を行います。
治療法は大きく分けて、外用法療法(塗り薬)、内服療法、光線(紫外線)療法、生物学的療法の4つの方法があります。

  • 外用(塗り薬)療法

    主に、ステロイド軟膏、ビタミンD3軟膏が用いられます。

    ステロイドは主に、炎症を抑える薬です。特に皮膚の赤みに効果があり即効性があります。ビタミンD3は主に皮膚細胞の異常な増殖を抑えて、正常な皮膚に導く薬です。

    効果が出るまでに、時間がかかるため、根気よく塗ることが大切です。

    実際の治療としては、最初はステロイド軟膏を中心に使いつつ炎症を抑えて、徐々に良くなるとともにステロイド軟膏の塗る量を減らし、ビタミンD3軟膏を中心に変えて いくことが多いいです。ずっと長くステロイド軟膏を使い続けると皮膚に余計な作用を 起こしてしまう為にある程度良くなってきた場所、時期にはビタミンD3軟膏を中心 に治療していきます。最近は、ステロイド軟膏にビタミンD3軟膏を混ぜたお薬もで ています。ドボベット軟膏やマーデュオックス軟膏です。それぞれ別に塗るよりも、より効果的なことも多く塗る回数も種類も1日1回でよいので使い勝手が良くなっています。この他に肌の表面のガサガサを抑える為に保湿剤を補助的に使う事もあります。

  • 内服療法

    他の治療と組み合わせて用いられます。痒みがある場合は抗アレルギー薬が処方されることがあります。

     

    ・チガソン(エトレチナート、ビタミンA誘導体)

    皮膚の細胞の異常な増殖を抑える働きがあります。内服中は定期的に採血を行い、肝臓や腎臓の機能を調べる必要があります。妊娠可能な女性や妊婦さんは服用することはできません。服用する際には、避妊(女性は2年間、男性は6ヵ月)が必要です。

     

    ・ネオーラル(シクロスポリン、免疫抑制剤)

    当院では使う事が少ないですが、 免疫に関する細胞の働きを抑え、炎症を鎮める働きがあります。腎障害や高血圧などが起こる可能性があるため、定期的に血圧測定と血液検査を行います。

     

    ・オテズラ(アプレミラスト、PDE4阻害剤)

    2017年発売の新しい薬です。PDE4阻害剤は過剰に働いている免疫システムを正常化させ、炎症を抑える働きがあります。皮膚症状や関節症状、かゆみに効果を示します。 これまでになかった新しい作用機序の乾癬治療薬として注目されています。従来の治療で皮膚症状の改善が得られなかったり、関節の痛みや変形がみられる方が治療の対象となります。副作用として、投与初期に下痢、吐き気などの消化器症状がみられることがあるためお薬の量を徐々に増やしながら、これらの症状が出るのを防ぎます。

  • 光線(紫外線)療法

    当院では、ナローバンドUVBを使用しています。肌に有害な波長を取り除き効果をより出す為の治療機器です。紫外線は、皮膚の細胞の増殖を抑えたり、炎症を鎮める作用 があるので、乾癬の治療に用いられています。

  • 注射剤(生物学的製剤)

    院では行っていませんが、大学病院などで始める治療になます。

    生物学的製剤とは、生物が産生するタンパク質をもとに作られた薬剤です。乾癬の治療 で用いられる生物学的製剤は、いずれも免疫機能に関与する特定のサイトカインやその受容体を標的とする注射剤です。

    症状が強く治療の効果が出づらい患者さんに対して行います。

治療費について

  • 治療費の目安

    保険診療において一般的な3割負担の場合で算定します。1割負担の方は記載額の1/3、2割負担の方は2/3として下さい。

    受診の際には初診料(850円)や再診料(220円)が必要となり、場合によって必要となる項目として外来管理加算(160円)や処方箋料(220円)等があります。また、処方薬がある場合には院外薬局で調剤料等(400~600 円程度)がかかります。

     

    その他に必要に応じて以下の項目がかかります。

  • 外用(塗り薬)療法

    ・代表的なステロイド軟膏 マイザー軟膏5g 1本 31円

    ・代表的なビタミンD3外用薬 オキサロール10g 1本 346円

    ・代表的なステロイド外用薬+代表的なビタミンD3軟膏 ドボベット15g  1,185円

  • 内服療法

    痒みがある場合は抗アレルギー剤が処方されます。

     

    ・代表的な抗アレルギー薬 タリオン10㎎14日分 584円

    ・エトレチナート(チガソン、ビタミンA誘導体)30㎎ 14日分 4,084円

    ・アプレミラスト(オテズラ、PDE4阻害薬)

    ・スタータキット14日分 6,711円(2週間以降  14日分 8,169円)

  • 光線(紫外線)療法

    皮膚科光線療法

    中波紫外線療法(308nm以上313nm以下に限定したもの)

    ・1日につき 1,050円

  • 注射剤(生物学的製剤)

    当院では行っておりません。大学病院などで始めることになります。

    代表的なものとして

     

    <インフリキシマブ>

    ・初年度 約42万円

    ・2年目以降 約26万円

     

    <ウステキヌマブ>

    ・初年度 約33万円

    ・2年目以降 約17万円

     

    実際は高額療養費制度があるので、自己負担限度額までの負担となります。

日常生活の注意点

  • ストレス

    乾癬は皮膚を強く擦ると悪くなるので体はゴシゴシ擦らないで洗う様にしましょう。ストレスや睡眠不足は乾癬を悪化させてしまいます。できる限りストレスを避けリラック スできる方法をみつけてみて下さい。また、内科のお薬の中には乾癬の症状を悪化させてしまうものが稀ですがあります。特に高血圧症、糖尿病などのお薬を内服している患者さんは注意が必要なことがあります。なにか気になることがあれば相談して下さい。

  • 食生活

    乾癬の方は肥満やメタボリックシンドロームを一緒にもっていることが多いいといわれ ています。食生活に気を付けて低カロリーや魚や野菜が中心のバランスのとれた食事を 心掛けて下さい。タバコは乾癬を悪化させてしまう物の1つであると言われています。

    できる限り禁煙をして下さい。飲酒も適量であれば問題ないのですが多量に飲酒を続け ると乾癬を悪化させてしまうことがあるので注意して下さい。

よくある質問

  • 他の人にうつりませんか?

    まわりの方にうつることはありません。温泉やプールに入っても絶対にうつりませんので、御家族や友人など周りの人に感乾癬について正しい知識をもってもらいましょう。

  • 治らないのですか?

    現在では根本的治療はみつかっていません。適切な治療を行うことで症状が現れない様 にコントロールしていくことはできます。治療は根気がいりますが決して無駄ではあ りません。定期的な通院をお勧めします。

  • 服装はどのような物がよいですか?

    乾癬の皮膚では症状のでていない部分を掻いたり傷つけてりするとそこに症状が出てくることがあり『ケブネル現象』と呼ばれています。
    かき傷、切り傷、靴擦れ、衣服で皮膚が擦れることで症状が誘発されます。肌が擦れないなるべくユッタリした物で、また柔らかく、刺激の少ない綿製品がオススメです。化学繊維、ウール製品などはなるべく避けて下さい。ズボンのベルトや、腕時計、皮膚と の接触部の刺激にも注意して下さい。