顔の肌荒れ|町野皮ふ科|坂戸市にっさい花みず木の皮膚科

  • はじめての方へ
    • 当院の特徴
    • 院長挨拶
    • 診療について
    • 問診表ダウンロード
    • よくあるご質問
  • 診療メニュー
    • 診療メニュー一覧
    • 自費料金表
    • オンライン診察
    • 往診について
  • 当院について
    • 当院の特徴
    • スタッフ紹介
    • 治療機器紹介
  • アクセス
    • 交通のご案内
    • 駐車場について
  • 予約について
    • 当日順番予約
    • 翌日以降の予約
  • 049(298)6845
    再読み込み

顔の肌荒れ

ホーム > 診療メニュー > 顔の肌荒れ

顔の肌荒れについて

肌荒れとは、肌表面のなめらかさが失われ、カサつきなどのトラブルが出ている状態です。痒みを伴う場合もあります。肌荒れといった場合、ぶつぶつとニキビのように出てしまう事も含めたりしますが、ここでは、ニキビ以外の肌荒れについて取り上げていきます。ニキビについては別に項目がありますのでそちらを見てみてください。

 

皮膚の一番表面にある角質層は肌への様々な刺激やトラブルから守っています。角質層は外からアレルゲンなどの刺激が入ってくるのを守りますが、このバリア機能が弱まると肌荒れにつながります。さらに角質層は肌内部のうるおいを蒸発しないように蓄える役割があり、機能が低下すると乾燥が進みます。肌荒れがひどくなると、ザラッとして硬くなった感じになります。

 

顔の肌荒れ、特にある時期から急に起こってきた場合には何か原因となるものがあるかもしれません。よくあるのが、シャンプーや洗顔、化粧品、目薬などです。そのほかにも花粉や水泳で使うゴーグルなど皮膚表面に触れる様々なものが原因になります。症状が出ている場所が原因になるものが何なのかを推測するヒントになります。例えばシャンプーが原因の場合はおでこの生え際や耳周り、首のところの肌が荒れてきます。頭皮は比較的肌が強い場所なので、地肌はあまり荒れていないこともあります。使い始めて1~2週間以内に症状が起こることが多いですが、まれに長く使っているものでもいきなり荒れる事もあります。

 

このように、顔の肌荒れは何かしらが原因になって荒れてしまう事も多いですが、そのほかにも、アトピー性皮膚炎などの肌が刺激に弱い状態にある場合には、何か特定の原因がなくても荒れ続けてしまうことがあるかも知れません。また、肌荒れのように見えて、顔のカビや、免疫の異常によっておこる膠原病の事もあります。実際の診察ではそのあたりを確認していきます。

町野皮ふ科のこだわり

  • 1
    原因を避け、保湿剤やステロイドのぬり薬を適切に使うことで症状を良くします。
  • 2
    ご自宅で使っている製品のパッチテストも積極的に行います。
  • 3
    洗顔や化粧水、ファンデーション等のお勧めについてお話しすることも可能です。

診察と検査について

  • ノーメイクでお越しください

    皮膚を見て判断するのでノーメイクでお越しください。パウダールームもありますので、来院していただいてからお化粧を落とすこともできます。必要な際はお声がけください。

    診察では実際に症状を診て、肌荒れの診断を行い肌荒れの場合にはその原因を探していきます。原因を探すにあたって、最近変えた化粧品やシャンプーがないかうかがったり、どの場所が荒れているのかを確認します。

  • パッチテスト

    原因を探るために場合によってはパッチテストを行うことがあります。パッチテストは使っているものを持ってきてもらい、専用のテープを使い背中に貼って調べる検査です。

    意外なものが原因となることもがあるので日本人がかぶれやすい素材がセットになったパネルも貼って調べることもあります。やり方については『かぶれ、接触皮膚炎』の項目にありますので見てみてください。

    場合によっては、皮膚を一部とって顕微鏡で調べるカビの検査をする事もあります。膠原病などが疑われる場合には採血検査をする事もあります。

治療法について

  • 保湿

    肌が荒れている場合には皮膚表面が乾燥している場合が多いので、うるおいを与えて守るために保湿剤が処方されます。ただ、保湿だけでは炎症を抑えることはできないので、正しい強さのステロイドのお薬を使っていきます。

    ステロイドのお薬については、使う期間を考えて処方します。1~2週間で再診し、どうなったか見せていただくかも知れません。

    また、かゆみがある場合は痒みを抑えるための抗アレルギー剤の内服薬も処方されます。

  • 原因を避ける

    肌荒れは原因として疑われるものがあるときは、それを避けることはとても大切になるので、疑わしいものを一時中止していただく必要があります。実際には原因を一つに決めることが難しいことも多いので、今まで使ってきたシャンプーや化粧品などの使用をお休みしていただくこともあります。

    シャンプーについては、当院で地肌にとても優しいものを扱っているのでそちらをおすすめすることが多いです。洗顔や化粧水、ファンデーションについても、サンプルや実際の商品がありますのでご案内していきます。

    原因となるものを避けることができれば、1~2週間で肌荒れはかなりよくなるはずです。

    症状が長く続く場合や原因がよくわからない場合はパッチテストを行って原因を探っていきます。

治療費について

  • 治療費の目安

    保険診療において一般的な3割負担の場合で算定しています。1割負担の方は記載額の1/3、2割負担の方は2/3としてください。受診の際には初診料(850円)や再診料(220円)が必要となり、場合によって必要となる項目として外来管理加算(160円)や処方箋料(200円)等があります。また、処方薬がある場合には院外薬局で調剤料等(400~600円程度)がかかります。

     

    その他に必要に応じて以下の項目がかかります。

  • 代表的な処方薬

    <代表的な保湿剤>

    ・プロペト 10g 7円

    ・ヒルドイドソフト軟膏 25g 1本 178円

     

    <代表的なステロイド剤>

    ・ロコイド 5g 1本 23円

     

    <代表的な抗アレルギー剤>

    ・タリオン 7日分 216円

  • パッチテスト

    <使っているもの持参をしていたただく場合>

    ・1箇所 50円

    ・2箇所以上 1,050円

     

    一回でできる数には限りがあります。

  • 金属アレルギーセット

    18種類 1,000円程度

  • 日本人がかぶれやすい成分が入ったもの

    ジャパニーズスタンダードアレルゲンのパネル 4,760円

  • 自費物品

    <顔が荒れている場合に当院でおすすめしている商品(税抜)>

    ・コンテススキンケアシャンプー 800円

    ・スキンケアリンス 900円

     

    <肌にやさしい洗顔フォーム>

    ・クリーンフォーム 1,000円

     

    化粧水などはサンプルをお渡ししますので、まず使い勝手を確認してもらうことが多いです。

日常生活の注意点

肌荒れは、何気ない日常生活のちょっとしたことが原因で起こってしまいます。
肌が荒れてしまった場合には、その直前にどんなことがあったかや、どんなものを使っていたかについて注意してみてください。

  • 洗顔

    肌が乾燥して、バリアの機能が落ちていると様々な刺激に弱くなります。

    顔をゴシゴシ洗うと、必要以上に皮脂が落ちて乾燥の原因になります。顔を洗う際は泡立てた泡を潰さないように、手のひらが顔に触れるか触れないかくらいでお豆腐を扱うように洗ってみてください。

  • 化粧水や乳液など

    顔にたくさんのものを塗るとその中の何かが原因となって荒れてしまうこともあります。化粧水や乳液、美容液、パックなどは必要最低限で使う事をおすすめします。

  • あまり温めないように

    肌が荒れている場合には、温まると悪くなります。お風呂を長く入ったり、お酒を飲んだりは治療中も控えめにしてください。

よくある質問

  • 目の上のまぶたが荒れています。どんなものが原因ですか

    まぶたの皮膚は薄くて弱いので、顔の中でも比較的肌が荒れやすい場所です。様々なもので荒れることがありますが、多いのがシャンプーや洗顔、目薬などで荒れます。また、花粉症でもまぶたは荒れやすい場所です。

    そのほかでも、目の周りに処方された薬でも荒れる事もあります。特にネオメドロールEE軟膏は荒れやすい代表的なものです。アイプチやアイメイク、ビューラーも注意が必要です。

  • 内臓が悪いから顔が荒れてしまうということはありますか

    多くの場合顔の肌荒れは皮膚表面だけの問題です。膠原病など全身の病気で顔に症状が出ることがありますが、内臓が悪いから顔が荒れてしまうことはとても少ないです。

  • 顔の肌荒れで原因として思い当たるものは全くなく、ステロイドを塗ってもよくなりません。どうすればいいですか

    まずは、皮膚の症状がどうなのか見せていただいて確認していきます。思い当たることが全くなくても意外なものかもしれないので、注意が必要です。また、顔の肌荒れと似ている症状で注意が必要なものとして、酒さや酒さ様皮膚炎があります。この場合は、ステロイドを塗り続けてもよくなりません。くわしくは、赤ら顔の項目で書いてありますので、そちらも見てみてください。

  • ステロイドは目の周りに使っても問題ありませんか

    確かに、ステロイドは緑内障などの目の病気の原因になることがあります。ただ、正しい強さのステロイドを決められた期間使う場合には問題になることは極めて少ないです。 処方されたお薬は正しい使い方をし、治らないまま長く使い続けることがないように使用期間にも注意してください。正しく使えばステロイドは決して怖いお薬ではありません。診察の際には、そのあたりにも注意していきます。