何をしても治らない
頑固なニキビに、
もう諦めかけていませんか?
長年ニキビに悩まされ、鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになっていませんか?
思春期だけでなく、大人になってからも繰り返しできるニキビに、本当に効果のある治療法を探している方も多いことでしょう。
- 塗り薬も飲み薬も試したけれど、効果が一時的でまたすぐに悪化してしまう
- 人に会うのが億劫になり、自信を失ってしまっている
- 皮膚科に通っているのに、なかなか根本的な解決に至らない
- 「ニキビは仕方ない」と諦めて、治療を諦めてしまっている
- ニキビ跡が残るのが心配で、積極的な治療に踏み出せない
もし、あなたがこのような
お悩みを抱えているなら、
当院のイソトレチノイン治療が、
その悩みを解決する突破口に
なるかもしれません。
難治性ニキビでお悩みの方へ
ニキビは、皮脂線から過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、それをエサとするアクネ菌が増えて炎症になってしまうことが原因です。
炎症が進む・自分でつぶす等の行為で悪化し、最終的にはニキビ跡となってしまいます。
「もうニキビは治らない」と諦める前に、ぜひ町野皮ふ科にご相談ください。
当院は、皮膚科専門医として、長年の経験と最新の知見に基づき、一人ひとりの患者さんに最適なニキビ治療をご提案しています。
特に、保険診療では改善が難しいとされてきた重症ニキビや、従来の治療で効果が見られなかった中等症ニキビに対して、私たちは「イソトレチノイン」という内服治療薬をご提供しています。
イソトレチノインは、ニキビの根本原因に働きかけ、他の治療では得られない高い効果が期待できる治療法です。しかし、その効果の高さゆえに、適切な診断と管理が非常に重要になります。
当院では、皮膚科専門医である院長が、患者さん一人ひとりのニキビの状態、既往歴、ライフスタイルなどを丁寧にカウンセリングし、イソトレチノインが本当に適しているか、そして安全に治療を進められるかを慎重に判断いたします。
「でも、イソトレチノインってどんな薬なんだろう?」「副作用は大丈夫かな?」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。このページでは、イソトレチノインについて、その効果からリスク、治療の流れ、そして当院が選ばれる理由まで、すべてをわかりやすくご説明いたします。
長年ニキビに悩んできたあなたに、一日も早く自信に満ちた素肌を取り戻していただくために、私たちは全力でサポートいたします。
イソトレチノインとは
イソトレチノインは、重症ニキビや、他の治療法で効果が見られなかった中等症ニキビに対して用いられる経口内服薬です。ビタミンA誘導体の一種であるレチノイドに分類され、ニキビの主な原因である皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり(角化異常)、アクネ菌の増殖、そして炎症といった、ニキビ発生のメカニズム全てに多角的に作用することで、根本からニキビを改善へと導きます。
イソトレチノインは、日本では未承認薬ですが、欧米をはじめとする多くの国では、重症ニキビに対する治療薬として広く認知され、30年以上の実績を持つ安全性が確立された薬剤です。当院では、厚生労働省が定める「医薬品の個人輸入」の範囲内で、医師の責任において患者さんにご提供しています。
皮膚科専門医である当院の院長が、国内外の最新の知見に基づき、イソトレチノインの有効性と安全性を十分に理解した上で、患者さんの状態を細かく評価し、適切な用量と治療期間を決定しています。
イソトレチノイン の特徴
イソトレチノインは、これまでのニキビ治療とは一線を画す、
画期的な特徴を持っています。

FDA認証取得
(1982年)

欧州委員会
CEマーク取得
(1982年)

ビタミンA
誘導体
01 根本的なニキビ治療を可能にする強力な効果
イソトレチノインの最大の特徴は、ニキビの根本原因にアプローチし、再発しにくい肌へと導く強力な作用です。従来の治療では一時的に症状を抑えることが中心でしたが、イソトレチノインは以下のようなメカニズムで肌質自体を改善します。
- 皮脂腺の活動抑制
皮脂腺のサイズを縮小させ、皮脂の分泌を強力に抑制します。これにより、ニキビの栄養源となる皮脂の量を大幅に減らします。 - 毛穴の詰まり改善(角化異常の正常化)
毛穴の角化異常を正常化し、毛穴の詰まりを解消します。これにより、アクネ菌が繁殖しにくい環境を作り出します。 - アクネ菌の増殖抑制
皮脂の減少により、アクネ菌が繁殖しにくい環境が整います。 - 抗炎症作用
炎症を抑える作用もあり、赤く腫れたニキビの症状を改善します。
02 難治性・重症ニキビへの高い有効性
他の塗り薬や飲み薬、光治療など、様々な治療法を試しても効果が得られなかった難治性のニキビや、広範囲にわたる重症ニキビ(嚢腫性座瘡、集簇性座瘡など)に対して、イソトレチノインは非常に高い有効性を示します。
特に、ニキビ跡のリスクが高い重症ニキビの場合、早期にイソトレチノイン治療を開始することで、深刻なニキビ跡の形成を予防できる可能性があります。これは、患者さんの将来の肌の健康にとって非常に重要な側面です。
03 ニキビ跡の改善も期待できる
イソトレチノインは、新しいニキビの発生を抑制するだけでなく、既存のニキビによる炎症を鎮静化させることで、赤みのあるニキビ跡(炎症後紅斑)の改善も期待できます。また、ニキビが新たにできにくくなることで、これ以上のニキビ跡が形成されるのを防ぎ、肌全体のトーンを均一にし、滑らかな肌へと導く効果も期待できます。
04 比較的短期間で効果を実感
個人差はありますが、多くの方が治療開始から数週間〜数ヶ月でニキビの改善を実感し始めます。一般的な治療期間は約4〜6ヶ月とされていますが、この期間で劇的な改善が見られるケースも少なくありません。
当院では、患者さんの肌の状態や反応を見ながら、最も効果的かつ安全な治療期間と用量を柔軟に調整していきます。
イソトレチノインの
仕組みと効果
イソトレチノイン は、複雑なニキビ発生のメカニズムに対し、多角的に作用することで強力な効果を発揮します。その主な作用機序は以下の通りです。
皮脂腺の活動を強力に抑制し、皮脂分泌量を大幅に減少させる
ニキビの最大の原因の一つである皮脂の過剰分泌を根本から抑えます。イソトレチノインは、皮脂腺の細胞増殖を抑制し、皮脂腺のサイズを縮小させることで、皮脂の産生量を劇的に減少させます。これにより、ニキビの栄養源となる皮脂の量が大幅に減少し、アクネ菌が増殖しにくい環境が作り出されます。
当院の考え
皮脂の過剰分泌は、特に思春期ニキビだけでなく、ストレスやホルモンバランスの乱れによる大人ニキビにも深く関わっています。イソトレチノインは、この根本原因にアプローチすることで、年齢を問わず幅広いニキビに効果を発揮します。
毛穴の角化異常を正常化し、毛穴の詰まりを防ぐ
ニキビは、毛穴の出口が異常に厚くなる「角化異常」によって詰まることから始まります。イソトレチノインは、皮膚の細胞のターンオーバーを正常化し、毛穴の出口の角質が過剰に厚くなるのを防ぎます。これにより、毛穴が詰まりにくくなり、皮脂がスムーズに排出されるようになります。面皰(コメド)の形成を抑制し、ニキビの初期段階から治療を阻害します。
当院の考え
面皰(コメド)は、ニキビの「種」のようなものです。イソトレチノインがこの種をできにくくすることで、新しいニキビの発生を劇的に減少させ、悪化する前の段階でニキビの連鎖を断ち切ります。
アクネ菌の増殖を抑制し、抗炎症作用を発揮する
皮脂の減少と毛穴の詰まりの改善により、アクネ菌が繁殖しにくい環境が自然と整います。アクネ菌は皮脂を栄養源として増殖し、炎症を引き起こすため、皮脂が減ることでアクネ菌の数が減少します。
また、イソトレチノイン自体にも、炎症を鎮める直接的な作用があります。これにより、赤く腫れた炎症性のニキビを改善し、ニキビによる痛みや不快感を軽減します。
当院の考え
イソトレチノインの抗炎症作用は、すでに炎症を起こしているニキビの治療だけでなく、これから起こる炎症を未然に防ぐという意味でも非常に重要です。これにより、深刻なニキビ跡の予防にもつながります。
これらの多角的な作用により、
イソトレチノインは他のニキビ
治療薬では
成しえなかった高い効果と、
治療終了後の長期的な改善を
もたらすことが期待できます。
イソトレチノイン の
インフォームドコンセント
イソトレチノインは非常に効果的な治療薬ですが、その反面、いくつかの重要な注意事項と副作用があります。安全に治療を進めるために、以下の点を十分に理解し、同意いただく必要があります。
治療期間
通常、1日1回の服用を約4〜6ヶ月間継続します。効果の現れ方や副作用の状況に応じて、医師が適切に用量や服用期間を調整します。
服用方法
食事と一緒に服用することで吸収率が高まります。必ず医師の指示に従って服用してください。
休薬期間
治療効果を判断するため、あるいは体調の状況によって、一時的に休薬期間を設ける場合があります。
イソトレチノインは、以下のリスクがあります。これらのリスクを十分に理解した上で治療を開始するかご判断ください。
胎児への影響(催奇形性)
最も重要なリスクです。服用中および服用中止後1ヶ月間は、男女ともに厳重な避妊が必要です。特に女性は、服用前に妊娠検査を行い、治療期間中も毎月妊娠検査を実施します。万が一、服用中に妊娠が判明した場合は、直ちに服用を中止し、医師に報告してください。イソトレチノインは、たとえ少量でも胎児に重篤な奇形を引き起こす可能性があり、流産や死産の危険性も高まります。
精神状態への影響
まれに気分障害(うつ病、不安障害など)との関連性が報告されています。精神的な変化を感じた場合は、すぐに医師にご相談ください。
肝機能障害
肝機能の異常が起こる可能性があります。定期的な血液検査で肝機能の状態をモニタリングします。
高脂血症
コレステロール値や中性脂肪値が上昇する可能性があります。こちらも定期的な血液検査でモニタリングします。
膵炎
非常にまれですが、重度の高脂血症から膵炎を引き起こす可能性があります。
多くの方に現れる可能性のある一般的な副作用は以下の通りです。これらは通常、軽度から中等度であり、治療を継続する中で軽減されることが多いです。
皮膚・粘膜の乾燥・唇の乾燥・口角炎
ほぼ全ての患者さんに起こります。リップクリームなどで保湿を徹底してください。
目の乾燥(ドライアイ)
コンタクトレンズ使用者は特に感じやすいです。目薬の使用を推奨します。
鼻腔粘膜の乾燥・鼻血
乾燥により鼻血が出やすくなることがあります。
皮膚全体の乾燥・落屑
乾燥肌になりやすく、カサつきや皮むけが生じることがあります。保湿剤をこまめに使用してください。
筋肉痛・関節痛
運動後などに筋肉痛や関節痛を感じることがあります。
頭痛
軽度な頭痛が起こることがあります。
光線過敏症
日焼けしやすくなることがあります。紫外線対策を徹底してください。
脱毛
まれに一時的な脱毛が見られることがあります。
ニキビの一時的な悪化(フレアアップ)
治療開始初期に、一時的にニキビが悪化する「フレアアップ」と呼ばれる現象が起こることがあります。これは薬が効き始めた証拠でもありますが、ご心配な場合は医師にご相談ください。
定期的な受診と血液検査治療効果の確認、副作用の早期発見のため、原則として毎月の受診と血液検査が必要です。
献血の禁止
服用中および服用中止後1ヶ月間は献血ができません。
他の薬剤との併用
テトラサイクリン系抗生物質やビタミンA製剤との併用はできません。その他の薬についても、必ず医師にご相談ください。
ピーリング治療・レーザー脱毛などの美容施術
治療期間中および治療終了後一定期間(個人差がありますが、通常は6ヶ月〜1年間)、皮膚が過敏になっているため、ピーリング治療、レーザー脱毛、ケミカルピーリング、ダーマペン、皮膚を削るような美容施術(アブレイティブレーザー治療など)は控えてください。皮膚に重度の損傷を与える可能性があります。
日焼け・紫外線対策
日焼けしやすくなるため、外出時は必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘などで紫外線対策を徹底してください。
当院では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、これらのリスクと副作用について、時間をかけて丁寧に説明し、疑問や不安を解消できるよう努めています。
特に、催奇形性については非常に重要な点ですので、女性患者さんには厳重な避妊指導を行い、同意書に署名をいただいております。
当院がイソトレチノインで
選ばれる理由
埼玉県坂戸市の町野皮ふ科が、イソトレチノイン治療において患者さんに選ばれるのには理由があります。
皮膚科専門医による
安心の診断と治療計画
当院の院長は、長年の臨床経験を持つ皮膚科専門医です。ニキビ治療の専門家として、患者さん一人ひとりのニキビの種類、重症度、肌質、ライフスタイルを詳細に診察し、イソトレチノインが本当に適しているか、また、安全に治療を進められるかを厳密に判断します。
皮膚科専門医だからこそできる、深い知識と豊富な経験に基づいた的確な診断が、安全かつ効果的な治療の第一歩です。
単に薬を処方するだけでなく、ニキビの原因となる生活習慣の改善指導や、治療中のスキンケアアドバイスなど、総合的なアプローチでニキビの根本改善を目指します。
徹底したインフォームドコンセントと
細やかなフォローアップ
イソトレチノインは高い効果が期待できる一方で、注意すべき点もいくつかあります。当院では、治療を開始する前に、イソトレチノインのメリット・デメリット、効果、副作用、治療期間、費用、そして特に重要な「催奇形性」について、患者さんが完全に納得されるまで、時間をかけて丁寧に説明いたします。
患者さんが抱える不安や疑問を解消できるよう、どんな小さなことでも気軽に質問できる雰囲気作りを心がけています。
治療開始後も、毎月の定期診察と血液検査を通じて、患者さんの体調や肌の状態を細かくモニタリングし、必要に応じて用量の調整や生活指導を行います。副作用が発現した場合も、迅速かつ適切に対応し、安心して治療を継続できるようきめ細やかなフォローアップ体制を整えています。
地域密着型クリニックならではの
通いやすさ
当院は埼玉県坂戸市に根ざした地域密着型のクリニックです。大手美容クリニックのような華美な雰囲気ではなく、保険診療も行う皮膚科として、誰もが気軽に相談できる「かかりつけ医」を目指しています。
アットホームな雰囲気: 患者さんがリラックスして治療に臨めるよう、温かくアットホームな雰囲気作りを大切にしています。
アクセス良好: 坂戸市にお住まいの方や近隣地域の方にとって、通院しやすい立地です。
保険診療との連携: ニキビの炎症期など、必要に応じて保険診療の範囲で他の治療法も組み合わせるなど、患者さんの状態に応じた柔軟な対応が可能です。
患者さん一人ひとりに寄り添った
オーダーメイド治療
イソトレチノイン治療は、画一的なものではありません。当院では、患者さんの肌の状態、ニキビのタイプ、生活習慣、そして治療への期待度を総合的に考慮し、一人ひとりに最適なイソトレチノインの用量、治療期間を綿密に計画します。
例えば、肌が非常に乾燥しやすい方には少なめの用量から開始したり、効果を見ながら段階的に増量したりと、患者さんの状態に合わせた「オーダーメイド治療」を実践しています。
「薬を飲むだけ」の治療ではなく、患者さんと一緒に二人三脚で、ニキビの根本的な改善を目指すのが当院のポリシーです。
イソトレチノインページの
監修者情報
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本臨床皮膚科医会(埼玉支部長)
- 日本皮膚免疫アレルギー学会
- 日本小児皮膚科学会
- 日本乾癬学会
- 日本美容皮膚科学会
- 日本フットケア・足病医学会
- 埼玉県皮膚科医会(副会長)
この度、難治性ニキビでお悩みの方々に向けて、イソトレチノイン治療に関する情報ページを監修いたしました、町野皮ふ科院長の町野哲です。
私自身、長年皮膚科医として多くのニキビ患者さんと向き合ってきました。保険診療の範囲内では改善が難しい重症ニキビや、繰り返しできるニキビに苦しむ患者さんを見て、何とかして根本的な解決策を提供したいという思いを強く抱いてまいりました。
イソトレチノインは、日本ではまだ十分に認知されていない部分もありますが、欧米ではニキビ治療のゴールドスタンダードの一つとして、多くの患者さんの肌を救ってきた実績のある薬剤です。
当院では、皮膚科専門医としての豊富な知識と経験に基づき、イソトレチノインの特性を深く理解した上で、患者さん一人ひとりの状態を丁寧に診察し、適切な治療計画をご提案しています。特に、安全性には細心の注意を払い、治療中の定期的な検査や、副作用へのきめ細やかな対応を徹底しております。
ニキビは、単なる皮膚の疾患ではなく、QOL(生活の質)を大きく低下させる要因にもなり得ます。ニキビによって自信を失い、人前に出るのが億劫になっている方もいらっしゃるかもしれません。
このページが、ニキビ治療の選択肢の一つとしてイソトレチノインについて正しく理解し、治療を検討される上での一助となれば幸いです。
「もう治らない」と諦めてしまう前に、ぜひ一度、当院にご相談ください。皆様の肌の悩みに寄り添い、自信を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
イソトレチノインの
治療の流れ
町野皮ふ科では、患者さんに安心してイソトレチノイン治療を受けていただくため、以下のステップで丁寧な診察とサポートを行います。
- 1. 初診・カウンセリング(約30分)
-
まずはご予約の上、ご来院ください。ニキビの状態、これまでの治療歴、既往歴、アレルギー、現在の服用薬、ライフスタイルなどについて詳しくお伺いします。
詳細な問診
ニキビがいつから、どこに、どのような状態であるか、また、これまでにどのような治療を試してきたかなど、詳細にお伺いします。
肌診断・視診
医師が直接お肌の状態を拝見し、ニキビのタイプ、重症度、肌質などを総合的に診断します。ニキビ跡の有無や程度も確認します。
イソトレチノインの説明
イソトレチノインの効果、作用機序、治療期間、費用、考えられる副作用、特に重要な催奇形性(胎児への影響)について、詳細かつ丁寧に説明します。患者さんからのご質問にもお答えし、疑問や不安を解消できるよう努めます。
同意書の確認・署名
治療内容とリスクについて十分にご理解・ご納得いただいた上で、同意書にご署名いただきます。特に女性患者さんには、妊娠に関する厳重な注意と同意が必要です。
- 2. 血液検査
-
イソトレチノイン治療を開始する前に、安全性を確認するために血液検査を行います。
目的
肝機能、コレステロール値、中性脂肪値などの項目をチェックし、治療を開始しても問題がないか、現在の健康状態を確認します。女性患者さんの場合、妊娠の有無を確認するための妊娠検査も必須となります。
結果説明
後日、血液検査の結果をご説明し、治療開始の可否を最終的に判断します。
- 3. 処方開始
-
血液検査の結果に問題がなければ、イソトレチノインの処方を開始します。
用量の決定
患者さんの体重、ニキビの重症度、副作用のリスクなどを考慮し、最適なイソトレチノインの用量を決定します。通常は低用量から開始し、効果と副作用のバランスを見ながら調整していきます。
服用方法の指導
1日1回の服用、食事と一緒に服用することなど、正しい服用方法について改めて詳しくご説明します。
- 4. 定期的な診察と血液検査(毎月)
-
治療期間中は、効果の確認と副作用の早期発見のため、原則として毎月1回の定期診察と血液検査を行います。
診察
ニキビの状態の変化、肌の乾燥などの副作用の有無、体調の変化について詳しくお伺いし、お肌の状態を視診します。
血液検査
肝機能、脂質代謝などの検査を行い、体への影響がないか確認します。女性患者さんは毎月妊娠検査も行います。
用量調整・指導
診察と検査結果に基づき、必要に応じてイソトレチノインの用量を調整したり、スキンケアのアドバイスや副作用への対処法をご提案したりします。不安な点があれば、いつでもご相談ください。
- 5. 治療終了・アフターケア
-
一般的に、約4〜6ヶ月の服用でニキビの症状が大幅に改善し、治療は終了となります。
治療終了の判断
継続的な効果の確認と、副作用の状況を総合的に判断し、医師が治療終了を決定します。
アフターケア
治療終了後も、ニキビが再発しにくい肌を維持するためのスキンケアや、必要に応じて他の治療法(ニキビ跡治療など)についてご提案します。また、治療終了後も一定期間は定期的な受診が必要となる場合があります。
当院では、この一連の流れを通して、
患者さんが安心して治療に専念できる
よう、
きめ細やかなサポート体制を
整えています。
イソトレチノインの料金
イソトレチノインは国内未承認薬のため、自由診療となります。保険適用外となりますのでご注意ください。
※内服することによる体への副反応を調べるために血液検査が必要です。
| 10mg | 13,200円 |
|---|---|
| 20mg | 19,800円 |
| 血液検査 | 1,650円 |
| 初診診察料 | 2,200円 |
| 再診診察料 | 1,100円 |
※価格は全て税込みです。
※通常の開始量は1日20mgとなります。
町野皮ふ科では、
下記のお支払い方法が可能です。
現金でのお支払い
VISA / JCB / Mastercard / AMEX / Diners
イソトレチノインの
よくあるご質問
イソトレチノインは、どのくらいの期間服用すれば効果が出ますか?
効果の現れ方には個人差がありますが、多くの方が治療開始から数週間〜数ヶ月でニキビの改善を実感し始めます。一般的には、約4〜6ヶ月間の服用で、治療終了後も長期にわたってニキビができにくい状態を維持できると言われています。治療期間は、ニキビの重症度や患者さんの反応を見て、医師が適切に判断します。
イソトレチノインは、どのようなニキビに効果がありますか?
主に、他の治療法で効果が見られなかった重症ニキビ(嚢腫性座瘡、集簇性座瘡など)や中等症ニキビに高い効果を発揮します。皮脂の分泌を強力に抑制し、毛穴の詰まりを改善することで、炎症性ニキビだけでなく、白ニキビや黒ニキビといった面皰(コメド)にも効果が期待できます。
イソトレチノインの副作用は必ず出ますか?特に心配な副作用はありますか?
最も高頻度で現れる副作用は、皮膚や粘膜の乾燥(唇の乾燥、目の乾燥、肌の乾燥など)です。これらは保湿ケアで対処可能です。
最も注意すべきは、「催奇形性(胎児への影響)」です。服用中および服用中止後1ヶ月間は、男女ともに厳重な避妊が必要です。女性は毎月の妊娠検査が必須となります。その他、肝機能障害や脂質異常、精神状態の変化などがまれに報告されていますが、定期的な血液検査でモニタリングし、早期発見・早期対応に努めます。ご心配な点があれば、医師にご相談ください。
イソトレチノイン服用中に、他の美容施術(レーザー、ピーリングなど)は受けられますか?
いいえ、イソトレチノイン服用中および服用終了後、一定期間(個人差がありますが、通常は6ヶ月〜1年間)は、ケミカルピーリング、レーザー脱毛、ダーマペン、皮膚を削るような美容施術(アブレイティブレーザー治療など)は控えてください。皮膚が非常にデリケートになっているため、重度の損傷や瘢痕化のリスクが高まります。治療計画を立てる際に、医師にご確認ください。
治療中に日焼けはできますか?
イソトレチノイン服用中は、光線過敏症となり、日焼けしやすくなります。紫外線による皮膚へのダメージを避けるため、外出時は必ずSPF30以上の日焼け止めを塗布し、帽子や日傘の使用など、徹底した紫外線対策をお願いします。
イソトレチノインを服用すると、ニキビはもうできなくなりますか?
イソトレチノインは、ニキビの根本原因にアプローチするため、治療終了後も長期にわたってニキビができにくい状態を維持できる可能性が高いです。しかし、全くできなくなるわけではありません。個人差や体質、生活習慣によって、ごくまれに再発することもあります。その場合も、再治療や他の治療法で対応可能ですのでご相談ください。
イソトレチノインは未成年でも治療は受けられますか?
未成年の方でも治療は可能です。しかし、親権者の方の同意が必要となります。また、ホルモンバランスが不安定な思春期の方の場合、治療のタイミングや用量について慎重に検討する必要があります。まずは保護者の方と一緒にご来院いただき、医師にご相談ください。